日本放送作家協会中国・四国支部について
中国・四国支部の歴史とこれまでの活動
1963年(昭和38年)5月5日、日本放送作家協会中国支部は設立されました。
設立時の会員は30名。中国地方全県に会員が在籍していました。
1964年には、支部会員の作品を掲載した年間作品集「放送作家」を刊行(1968年で廃刊)。
その他にも中国地方の放送局制作番組を対象とした「中国支部賞」の設立、新人放送作家養成を目的とした「放送作家教室」の開講等を行っています。
1980年以降は目立った活動は無くなりましたが、1990年後半から「放送作家養成通信講座」、「オーディオドラマセミナー」の開催、地元民放で制作した「RCラジオ小劇場」、「ラジオドラマ広島もみじまんじゅう物語」の放送等、地域の放送文化向上に繋がる活動を続けています。
歴代支部長
No. | 氏名 | 在任期間 |
---|---|---|
1 | 吉田 文五 | 1963年~1994年 |
2 | 峯 喬 | 1994年~1996年 |
3 | 長谷井 杏亮 | 1996年~2011年 |
4 | 名切 勝則 | 2011年~2022年 |
5 | 野津 聖治 | 2022年~ |
ごあいさつ
日本放送作家協会中国・四国支部の会員は現在10名です。(2024年11月現在)
人数は少ないのですが、会員それぞれが個性ある活動をしています。
私たちの協会は「放送作家」の集まりですが、そのジャンルを超えたクリエイティブな活動です。
もちろん、ドラマの脚本家もいるのですが、劇作家、演出家、映像作家、映画監督、イベントプロデューサーと、支部会員個々の活動内容は多岐にわたっています。
今、中国・四国というエリアでは「放送作家」として活躍できる場は少なくなっています。その現状から、放送作家・脚本家を目指す人も少なくなったと思います。
しかし、放送という媒体を使って自分の作り出した作品を見てもらいたい、聴いてもらいたいと思っている人は結構いるでしょう。そういう創作の世界に憧れる人、興味を持つ人はもっと多くいるでしょう。
私たちは皆さんをお待ちしています。
作家という個の活動とともに、放送作家協会を作家同士の交流の場として活用してください。作家という夢をお持ちなら、夢に近づくために参加してみませんか。
中国・四国地方から一人でも多くの協会員が生まれることを願っています。
一般社団法人日本放送作家協会中国・四国支部
支部長 野津 聖治
会員紹介
中国・四国支部 会員名簿(2024年9月現在)
支部長 | 野津 聖治 |
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監 事 | 山田 幸 |
会 員 | 法安 桂子、坂本 博、添谷 泰一、 加藤 ひさつぐ、北村 真弘、桝形 浩人、 岩城 一平 |
- 日本放送作家協会
中国・四国支部 支部長 - 日本脚本家連盟
中国・四国支部 支部長
作品等の紹介
ラジオドラマ脚本
- 「匂い男」(NHK FMシアター)
- 「真紀のヒロシマ」(NHK FMシアター)
- 「カモメの飛ばない街」(NHK FMシアター)
- 「はじまりのとき」(NHK FMシアター)
- 「明日へ送る手紙」(NHK広島)
- 「碑の叫び」(NHK広島)
- 「緑のダム」(NHK広島)
- 「嫁来いラプソディー」(NHK松江)
- 原爆の日ラジオドキュメンタリードラマ
「被爆者の日記は語りかける」(NHK広島) - 「RCCラジオ小劇場 二十六話物語」
(RCC中国放送) - 「RCCラジオの玉手箱」(RCC福山)
テレビドラマ脚本
- 朗読劇「消せない絆」(NHK広島)
舞台台本
- 「終着駅は夢のはじまり」(テアトル広島28回公演)
- おとラボ~瀬戸内の音をつくる~「私の耳は貝の殻」(NHK広島)
講演会
- 「メディアリテラシー問題を考えるゴジラ講座」
開催(2008年)
PR・コメント
今、書きたいと思っているドラマが二つあります。
一つは当支部の会員でもある法安桂子さんの父君で、考古学者の中谷治宇二郎氏とその中谷氏と同時代に生きた考古学者森本六爾氏(稲作が弥生時代に始まったと提唱)、直良信夫氏(明石原人の発見者)の三人の生き方と事績の物語です。
三人は大正末から昭和初期という時期、東京帝大と京都帝大に代表される考古学アカデミズムという権威の中で翻弄されながらも、日本考古学の開拓者として活躍しました。
旧来の研究方法や学閥・人脈という壁を感じながら、三人の考古学者が旺盛な意欲と行動力で発掘・発見していく姿を描いてみたいと思います。
もう一つが広島県出身の画家で詩人の四國五郎氏と「ちちをかえせ ははをかえせ…」で始まる「原爆詩集」の作者峠三吉氏の二人が中心となって繰り広げた「辻詩」という反戦・反核活動です。
戦後、朝鮮戦争が激化し、アメリカが原爆使用を示唆した時、二人の原爆に対する怒りは「辻詩」という反戦・反核ポスターによる街頭活動へと発展しました。二人で原案を考え、詩を書き入れ、四國が絵を描く。「辻説法」のごとくこのポスターによって抗議の訴えを街角のあちこちで繰り広げるのです。まだGHQによる言論統制が行われている中、街頭の壁に貼っては警官が来るとはがして逃げ、また壁に貼る…そんな活動です。
200枚ほどの辻詩が描かれたようですが、現存しているのはわずかに8枚。その8枚の中にも二人の反戦・反核への情熱と怒りが感じ取られます。
今の世界を見渡せば、一部の国は相変わらず武力に固執し、核使用のハードルさえ下がるばかりの情勢です。私は原爆・被爆をテーマにしたドラマを何編か作ってきましたが、今こそもっと大きな声で、心に響く反戦・反核のドラマを作らねばと思います。
情熱を傾けた対象は違うものの、熱い想いを持って生き続けた登場人物たちをドラマの中で生き生きと描ければと思っています。
- 日本放送作家協会
中国・四国支部 監事 - 日本脚本家連盟
中国・四国支部 監事
作品等の紹介
テレビ番組構成
- 「挑戦(チャレンジ) に乾杯」(広島ホームテレビ)
- 尾道特番「八代亜紀の描く尾道慕情」(広島ホームテレビ)
ナレーション
- ニュース番組(特集)「おいでませ。周防大島へ ~ 体験型修学旅行への挑戦 ~」(テレビ新広島)
- 「集団の記憶~隠蔽されたフランスの核実験」(テレビ新広島)
地方自治体関係
- 宮崎県 「宮崎・西都市エリア編」「北きりしまコース」
- 鳥取県 「鳥取エリア~倉吉エリア~大山エリア」
- 島根県 「松江市エリア~出雲市エリア~石見地方」
- 京都府 「歴史と文化の町・京都 ~コンテンツの魅力を発信~」
- 愛媛県 「息吹 〜五十崎和紙の再起をかけて~」
※全映協グランプリ 2009 短編産業部門優秀賞受賞
PR・コメント
アメリカのテレビドラマが大好きで、幼い頃にはまったまま、今日まで飽きることなく見 続けています。ジャンルとしては、医療系やリーガル系。シビアな内容ばかりでなく、笑いあり、感動ありの人間ドラマ。また、日本のドラマでは扱いにくいテーマも、時代に先んじて取り上げられることも多く、クオリティの高いドラマに引き込まれます。
現在、法科大学院で、模擬法律相談用の短編シナリオを書いていますが、普通のドラマのシナリオと違い、演じる人(SC)によって解釈やキャラクターが異ならないように気を付けなくてはなりません。学生の勉強に資するよう法律の要件をいくつか盛り込みながらも、興味を持てるような、ちょっとだけ面白いお話になるよう心掛けています。
いつか今の経験を生かして、「プラクティス」や「グッドワイフ」のような弁護士ドラマを書くことが目標です。
- 日本放送作家協会
中国・四国支部 会員 - 日本脚本家連盟
中国・四国支部 会員
作品等の紹介
テレビ番組構成
- 「もしもしサタデー」(広島ホームテレビ)
- 「テレライフ・ナウ」(広島ホームテレビ)
ラジオドラマ脚本
- 「RCCラジオ小劇場 二十六話物語」
(RCC中国放送) - その他ラジオドラマ2編(NHKでの放送)
著書
- 「幻の父を追って 早世の考古学者中谷治宇二郎物語」(AN-Design&Writing)
- 「幻の父を追って 早世の考古学者中谷治宇二郎物語 改訂版」(幻冬社ルネッサンス新社)
- 日本放送作家協会
中国・四国支部 会員 - 日本脚本家連盟
中国・四国支部 会員
作品等の紹介
ラジオドラマ脚本
- 「夢の香り」(NHK FMシアター)
- 「ミッドナイト・プラン」(NHK FMシアター)
- 「ノイズの中のトオル」(NHK FMシアター)
テレビ脚本
- 「ドレミファ学園~伝説のタイムカプセル~」(NHK)
著書
- 小説「背中の男」
- 脚本解説書「脚本家の脳ミソ」
- 絵本「しんろくともみじまんじゅう」
- ショート集「魅惑のスケッチ」
- 日本放送作家協会
中国・四国支部 会員 - 日本脚本家連盟
中国・四国支部 会員 - 日本劇作家協会
中国支部 会員
作品等の紹介
ラジオドラマ脚本
- 「餡パンとブラームス」(FM シアター)
- 「月と河童とネギ畑」(NHK 中国ラジオドラマ劇場)
- 「お父さんの背中」(NHK 青春アドベンチャー(ボディ・ライフより))
- 「ラジカセからレクイエム」(NHK 青春アドベンチャー(家電の極意より))
- 「面接」(AKB ラジオドラマ劇場)
舞台台本
- 「わが町、米子」(ソートン・ワイルダー「わが町」米子バージョン)
- 「パパがママになる日」(LBGTをテーマにしたお芝居 鳥取県内で70回公演)
- 「昭和二十年、夏。」(戦争をテーマにしたお芝居 鳥取県内で20回公演)
自主映画
- 「夏を越える少年たち」(さぬき映画祭2014優秀企画賞 松本若菜出演)
- 「うさぎ追いし」(唱歌「ふるさと」誕生百年記念)
- 「おばあちゃんからのラブレター」(15分の短編 戦場から手紙をテーマ)
- 「城」(35分の中編 カフカの「城」より)
- 「さよなら三月、また来て四月」(35分の中編 コロナ禍米子から松江までのロードムービー)
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演劇が社会を良くするのでは? と、考えている。演出の際、「役に人間性が反映される」と思うことがある。役者は「他人を演ずるというおこがましい行為を生業とする」とすれば、その分、謙虚でなければならない。これを自覚出来るか? が、役者人生の分水嶺だと考える。役者は、相手役の表情、台詞のニュアンスなど正確に情報を見極めねば、その瞬間の役を生きることが出来ない。その際、心のベクトルは外を向いている。しかし、ベクトルが内を向き、こうしたらカッコよく見える、ここでのセリフ廻しはこう。と、戦略を立てる人がいる。台本の構造上、最初の台詞以外はリアクションであるにもかかわらず。ベクトルが外を向き他者に思いを馳せる人は思いやりを育み、内を向く人は往々にして自分のことしか考えない。戒めを込めて。多くの人が謙虚で思いやりを持っている地域は住みやすく、その国は戦争も起こらない。
- 株式会社リコネクト 代表取締役
- 音声 / YouTube動画メディア
パーソナリティー - 日本放送作家協会
中国・四国支部 会員
作品等の紹介
YouTubeチャンネル
- 「北村社長のアップデートTV 」 企画・脚本・出演
音声配信アプリStandFM
- 「横川ラジオ」 企画・脚本・出演
RCCラジオ
- 「週末ナチュラリスト」 不定期出演(年3回程度)
PR・コメント
中国・四国支部の広報担当的な役割として、ホームページやSNSの運用・管理を行っています。
普段は、広島市西区横川町で、ホームページの制作・運用やウェブシステム・DTPコンテンツの制作を行っている「株式会社リコネクト」という会社の代表取締役をしており、会員としては、IT・Webをメインに、YouTubeチャンネルや音声配信番組の企画・制作・パーソナリティー、不定期でのローカルラジオ出演などを通じて、放送文化の地域発展に貢献できるよう活動しています。
現在、Amazonでの電子書籍出版(kindle出版)に向けて、執筆活動も進めております。
- まつやまアーツマネジメント代表取締役/劇団P.Sみそ汁定食主宰/俳優/演出家/脚本家/タレント/松山大学非常勤講師/愛媛FCスタジアムDJ
- 日本放送作家協会
中国・四国支部 会員
作品等の紹介
脚本
- 「OR」「あのね、ラムネ岩のね」「巡る、母桜」「灰泥イルカラクルカライル」など戯曲作多数
- 「おじいのヒジのヒジホタル」(NHK FM シアター)
- 「SHIMANAMI-KAIDO と KAIZOKU」(配信)(海外向け今治情報発信ドラマ)
演出
- 演劇「巡る、母桜」「灰泥イルカラクルカライル」など(劇団P.Sみそ汁定食上演作品)
- 松山市民演劇「まつよい・問と解」「廻流チルドレン」「バス停遊牧民」「ムゲンダイスコープ~僕が見たミライ~」他
- テレビ番組「まっすんの陽あたり良好」など
俳優
- 舞台/劇団P.Sみそ汁定食公演全作品 他
- 映画/「身近き、短き、家族かな」主演
「ディストラクション・ベイビーズ」出演 他 - テレビドラマ/「記憶の葉っぱ」主演(RNB 制作 日本民間放送連盟賞全国ドラマ部門優秀)
「赤シャツの逆襲」「民話 DE ドラマ」出演 他 - ラジオドラマ/「風の男 BUZAEMON」主演 他
(RNB 制作日本民間放送連盟賞ラジオエンターテインメント部門全国最優秀)
企画・プロデュース
- こども冒険 2004年~ 毎夏実施中
- 映画「身近き、短き、家族かな」
- 劇団P.Sみそ汁定食公演
タレント
- 「まっすんの陽あたり良好」(EBC)、「ますあつ」(EBC)、愛媛 FC スタジアムDJ、宇和島ガイヤカーニバル 他イベント司会多数
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兵庫県神戸市出身、愛媛県在住。2002年に劇団P.Sみそ汁定食を旗揚げ、2004年より(有)まつやまアーツマネジメントを設立しました。
演劇、テレビ番組、ラジオドラマ等の演出スキルを活かして、企業の社員研修や自治体主催イベントでの講演や大学で「自己表現」の講義を担当しています。
小学生を対象とした演劇×冒険「こども冒険学校」では、高齢化が進む地域と体験の機会が減った子供たちを演劇で結ぶプロジェクトを20年ほど継続中です。
カヌー、バイクなど乗り物好きで、大型、けん引、大型2輪の免許を持っています。
また、冒険や動物も好きです。
文化庁/日本演出者協会 主催 若手演出家コンクール 2021 優秀賞
戯曲「あのね、ラムネ岩のね」せんだい短編戯曲賞 2020 最終候補
戯曲「灰泥イルカラクルカライル」せんだい短編戯曲賞 2024 最終候補
- フリーランス
- 日本放送作家協会
中国・四国支部 会員
作品等の紹介
テレビドラマ 脚本・製作
- 「赤シャツの逆襲」(RNB、Hulu、文化庁芸術祭)
テレビドラマ 監督
- 「記憶の葉っぱ」(RNB、Hulu、文化庁芸術祭)
- 「民話 DE ドラマ」(RNB、GYAO!)
- 「ソローキン女子の憂鬱」(RNB)
情報バラエティ番組 演出
- 「二番町の片隅で」(RNB)
- 「モノトーンの彩り」(RNB、セルDVD)
- 「雛歩の紙散歩」(RNB、YouTube)
- 「たけやま3.5のハンパNIGHT!」(RNB、日テレ無料、TVer)
ラジオドラマ 脚本構成
- 「紫電改〜君がくれた紫のマフラー」(RNBラジオ)
劇場公開映画
- 「身近き、短き、家族かな」
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コメント:
学校を卒業以来、ずっと東京で放送界隈の制作をしておりましたが、数年前ひょんなことから生まれ故郷の愛媛に引っ越すことになりました。
それをきっかけに制作サイドから監督/演出の方へ専念することにしました。半世紀前に愛媛の砥部町に生まれた私が、いま砥部町に住んでいる桝形浩人さん(同じくこちらの会員)と、いま仕事をしていることは数奇な運命と思っています。
近況:
このたび、私が手がけた『モノトーンの彩り』という番組が総集編となってDVDで発売されました。
戦前も含め、昭和のいろんな時代の愛媛県を映像で一挙に楽しめます。
コレを見れば愛媛の近代史が分かる! 本編78分+特典映像52分というボリュームで税込2,500円はお買い得ですよ!
(https://rnbshop.ocnk.net/product/202)
一般社団法人日本放送作家協会中国・四国支部では、新規会員を随時募集しております。
なお、入会にあたっては「放送された作品が2作品以上、または放送文化向上に関わる著作2作品以上を有する方」等の入会規定があります。
入会に関しては、直接説明させていただきますので、まずはお気軽にお問い合わせください。
加入費 | 9,000円 (入会金3,000円+前納分会費6ヶ月分6,000円) ※原則、入金のあった日の翌月一日が入会日となります。 |
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入会申込書の提出や会費の納入についてなど、
詳細は追って直接説明させていただきますので、
まずはお気軽にお問い合わせください。
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